Archive for 10月, 2009

逆転の発想


2009
10.14

テレビ番組だがなかなか面白い物を見た。

常識を覆すことで成功している人々の話だった。

中でも面白かったのが「バリア・アリー」だ。
介護施設でバリア・フリーという常識を完全に覆したやり方で成功している。

何でもかんでも至れり尽くせりで他人がやってくれるというのが介護施設の常識らしい。しかしそれが過保護となり何の役にも立っていない。老人は元気がなく表情も暗いままだったという。おそらく他の施設はそのままなのだろう。

しかし富山にあるというその施設は、至る所に箪笥が置いてあって歩きにくいし、階段まである。自分の食器を持ってこなければ食事することもできないし、スケジュールは自分で決めなければ誰も何もしてくれない。

ところがここに来る老人たちはニコニコとして楽しそうにしているのだ。
最初こそ怒って来なくなった人もいたと云うが今では昔の倍の利用者がいるという。

介護が必要になった老人も自分から直そうとしなければ直らない。
何かがしたいという意欲が元気に生きる力なのだ教えてくれている。

この施設で最もユニークなのが何かを手伝うと報酬があることだ。ユーメという通貨があって手伝う仕事に応じて報酬として貰えるのだ。貯めると機器や施設を使うことができる。

中でもこの通貨でギャンブルができるというのが面白いと思った。花札をしていたのだが、それはもう楽しそうにやっていた。

人間は体を使わなければ筋肉が退化し、頭を使わなければ惚ける。楽をすればいずれ苦しくなるのが自然界の掟なのだ。人間は便利を追求してどんどん退化していると改めて思った。


ツールバーへスキップ