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無批判人間を生む教育

洗脳教育は無批判な人間を生み、体制が崩壊した時には正反対の思想に染まってしまうものだ。戦前の皇国教育がまさにそうだった。子供を洗脳して天皇を神と崇める教育は、唯一神を盾に有無を言わさずに攻めてきたキリスト教徒の横暴に立ち向かうためではあったが、無批判な人間を育てた面があった。敗戦後その無批判な人間たちは思想を180度変えてしまった。

森友学園の愛国教育は思想は良しとしても、子供を洗脳するような方法には感心しない。洗脳は無批判な人間を生み、自分で考えなくなってしまうからだ。戦前教育を復活させたいのなら、戦前の人々が書いた書物を 現代風に翻訳して教えることだ。教育勅語を教えるのは賛成だが、明治のままの文言を暗記させるだけでは、唯の暗記教育と同じ日教組流であろう。もう少し知恵を使えと言いたい。

子供に政治意見を言わせるのも、60年安保の時代に小学生が「安保反対!安保反対!」と走る時の掛け声にしていたのと全く同じ発想である。つまり子供にとっては何の意味もないことだ。子供には正確な歴史的事実を正しい資料を使って客観感的に教え、日本の古典や美術や文化を教えることが愛国教育というものだ。

愛国教育は戦前の皇国教育のことではない。日本の文化や歴史を正しく教えることである。古事記を神話として教え、日本書記を最古の正史として教えることである。政治的な意見など子供のすることではない。そんなことを言わせるのは単なる洗脳である。北朝鮮と同じだと言われる所以だ。

森友学園には今すぐバカなことはやめて、正しい歴史と日本の文化を教えれば事足りると言いたい。この学園の主催者には本当の愛国心があるのかと疑わしくさえ思う。子供を洗脳して何が教育だ。自分でものを考えることができる愛国者を育てるがいい。

それにしても報道が進むにつれて、森友学園の主催者が教育者とは名ばかりの詐欺師のようであることが分かってきたらしい。保守回帰の機運を利用しようとする輩の存在は腹立たしいばかりである。