Monthly Archives: 11月 2016

1011月/16

トランプのアメリカ

どうなるかわからなかったアメリカ大統領選がトランプに決まった。政治家経験のない大統領の誕生だが、不動産業のように国政が操れるかどうか。

それにしても貧乏な白人たちが多い田舎のアメリカ人たちが選んだのが、不動産王の億万長者であるトランプとは皮肉な話である。富裕層を代表するヒラリーはいかにも人気がなかった。野心をむき出しする女は嫌われるという典型的な例のようだ。

トランプは言いたい放題の選挙戦を戦ったが、どこまで本気なのか全くわからない。不動産会社のワンマン経営者らしいが、部下を取っ替え引っ替え首にしても国政がうまくいくとは限らない。所詮国内に閉じこもって内向きのことしかできないのかもしれないが、アメリカともあろう大国が外交を蔑ろにするわけにも行くまい。TPPは仕掛けておいて参加しないアメリカ得意の歴史をなぞるようなことになりそうだ。

安全保証問題はいよいよ核の傘を貸さない話が持ち上がるかもしれないから、日本にとっては脳天気な話ができなくなる。それだけは良いことだと思う。早く憲法を改正して自国自主防衛を可能にしないと丸裸にされるかもしれない。こういう外圧しか脳天気な日本人を目覚めさせる方法はない。そういう意味では面白い時代になってきた。

0411月/16

憲法改正議論

「押し付けだろうが何だろうが良いものは良いのだから守るべきだ」という馬鹿な議論が行われているという。護憲派と呼ばれる無知蒙昧な人々の主張らしい。考えても見よ。現憲法は日本が米軍の占領中に改正されたものだ。我が国には主権がなかった時のものである。つまり自分たちで作ったものではない。だから自分たちで作り直す必要があるのではないか。

また、米国の都合で独立を許された我が国だが、その後現憲法を追認したではないかという論がある。この論が無知蒙昧、不学愚暗だというのだ。現憲法はGHQの巧みな策謀で簡単に改正できない仕組みになっているから追認する他なかったのである。改正の機運が出るまでに70年もかかった理由でもある。GHQは我が民族を根底から滅ぼそうと画策してきたのだ。

自分たちで考えて戦争放棄をするならそれでもよかろう。護憲派が守りたいのはそれだけなのだろうから、議論して多数が戦争放棄を謳いたいならそうすれば良い。少なくとも自分たちで考えて作り直さなければ憲法は生きたものにはならない。前文も日本語になっていない憲法など恥ずかしい限りだ。本来なら改正ではなく破棄すれば良いと思う。なぜなら現憲法は大日本帝国憲法の改訂版でしかないからだ。大日本帝国憲法の不備を改正して初めて我が国の憲法は正しいものとなるはずなのである。それが正しい系統であり道筋である。

戦争に負けて突然妙な憲法を持たされた。日本は未だに米国軍に占領されたままなのだ。日本にある米国軍基地がどのくらいあるか知っているか。なんと130ヶ所なのである。そのうち米軍専用基地が81ヶ所もあるのだ。とても独立しているとは言い難い状態なのである。世界中で日本ほど外国軍の基地がある国はないのである。

国家の独立は自前の軍隊を持たなくては維持できない。理屈ではない。現実である。何故か。軍隊がなければ他国の不法を阻止できないからである。北朝鮮による拉致被害が典型的な例だ。これがアメリカなら即刻軍隊が奪還していたに違いない。つまり今の日本は真の独立国家ではないのだ。

護憲派と呼ばれる人々は矛盾だらけのことを平気で口にする。物事をまともに考えていないからだろう。憲法を擁護しながらアメリカ軍基地に反対するのがその良い例だ。現在の平和はアメリカ軍基地があるから保たれている。もしアメリカ軍基地がなければ、とっくに沖縄は中国領土になっている。こういうことが解らないのが護憲派の愚昧なところなのである。

フィリピンが南沙諸島を中国に取られたのはアメリカ軍が撤退した直後のことである。1991年アメリカ・クリントン政権は、フィリピンが安全保障条約を延期しないことにしたのを機に、軍縮と火山被害もあってフィリッピンから撤退することにした。1994年共産中国が南沙諸島に滑走路を建設していることをフィリピンが世界発信し、共産中国の侵略が明らかとなった。1999年アメリカとフィリピンは相互防衛協定を結び直した。

こういう事実を日本の左翼マスコミは報道しない。朝日新聞しか読まない護憲派は知らないことだ。

現実世界は寝言を言っているバカには想像もできないくらい勝手な行為がまかり通っている。アメリカ軍基地があるから共産中国も簡単には沖縄に手出ししないだけだ。アメリ軍さえいなければあっという間に沖縄は占領されてしまう。その時自衛隊員は現憲法のままでは皆殺しにされる。

トランプ氏がアメリカ大統領にでもなればアメリカ軍基地撤退は現実のものになるかもしれない。アメリカはもう日本を守ってくれないかもしれないのだ。共産党や社会主義者にとっては歓迎すべきことかもしれないが、自由主義者にとっては共産中国がやってくるのはご免である。代議士はもっと真面目に議論しろと言いたい。