Monthly Archives: 7月 2016

317月/16

障害者を抹殺した犯人

相模原で起きた凄惨な殺人事件は寝たままの障害者を19人も刺し殺すという何とも理解しがたい事件だった。
衆議院議長に出したという予告書を読んだが、世界平和のためだと称していた。障害者を抱える家族や施設の職員の激務を憂いてのことだという。ナチスの優性学信奉者のような行動だ。

しかし犯人は優生学などを信奉しているのではない。現在の日本で猛威を振るっている「短絡思考」の持ち主なのだ。「障害者は自分一人で生きることが困難だ。面倒は家族が見るしかない。人に任せれば金がかかる。公共の施設に入れても擁護員は苦労するばかりだ。いっそ抹殺すれば皆が助かる。」こういう思想だ。

世の中には面倒が多い。人に迷惑をかけるボケ老人や、隣人と諍いばかり起こす自己中人間が蔓延っている。いっそそういう人間は死んでくれないだろうか。生活も電気に頼っているが、効率よく発電する原子力はコントロールが難しい。万一爆発でもしたらとんでもないことになる。いっそ原発は無くしてしまった方が安心だ。共産中国が侵略してくるかもしれない。軍事力を持っても戦争になるのは怖い。いっそ共産中国に擦り寄った方がいい。

こうした「短絡思考」が今の日本では蔓延している。戦後の日本人は戦争に負け、おとなしくしている方が安全で平和になると洗脳された。困難を克服するなど苦労はしたくない。戦争をしてまで平和を守るなど意味がないと思っている輩も多い。典型的な負け犬の思想だ。

民族の違い、宗教の違い、思想の違い、これらが一掃されなければ何もしないで平和は保てない。これらの違いが対立した時に話し合いによる解決には限界がある。最後は力で対立するしかない。それが人類の歴史的事実だ。話し合いには時間も労力も膨大にかかる。その間現状を維持するために軍事力が必要なのだ。

原発を生かすのも時間と労力がかかる。そのために必要なのが技術力だ。原発は日本にだけあるのではない。対岸の朝鮮にも共産中国にも数多く存在する。それらが事故を起こせば、死の灰は偏西風に乗って日本に降り注ぐ。原発問題は日本だけで収まる問題ではないのだ。短絡的に日本の原発を無くせば安全などと寝言を言っている場合ではない。日本は原子力制御の技術力をどの国よりも養わなければならない立場にいるのだ。

障害者を救うにも医学的技術力が必要だ。努力を怠り元凶を抹殺すれば事足りるとするのは短絡思考の典型だろう。障害者殺人を犯した青年の存在は現在の日本の病理を明確に示している。

307月/16

共産党との野合

今年の参院選では野党の「民主党」が民進党と名を変えて事もあろうに共産党と選挙協力をした。先の衆院選で共産党が勢力を伸ばしたためになりふり構わず保身に走った結果だが、共産党はこれ幸いとばかりに勢力拡大と選挙後の影響力を考えてこの話に乗った。志位委員長はかなりしたたか者だ。

従来共産党は国政選挙では全国で候補者を擁立してきた。投票数を調査して勢力拡大の方針を立てるためだ。金はいくらでもあるから当選などは二の次なのである。共産党は現在の日本で政権が取れるなどとは思っていない。しかし将来取ることを目指している。そのために何年かかろうと徐々に共産主義を浸透させようとしている。取れてしまえば二度と手放さなければいいのだ。憲法も変えるだろうし邪魔な勢力は抹殺するだろう。大量殺戮を彼らは「粛清」と呼び美化する。

女優・吉永小百合は老いて共産党支援を露骨に示し始めた。元々60年台の安保闘争時期に早稲田の学生だったのだから共産主義にかぶれていてもおかしくはない。しかし彼女は共産党の正体を知るまい。共産主義国になったら平和になるなど夢想でしかない。一党独裁国家はソ連もカンボジアも共産中国も北朝鮮も平和な国ではないのが歴史上の事実だ。日本だけは違うと日本共産党は昔から言っている。ソ連や共産中国のやり方をを非難したこともある。しかしそれは茶番でしかない。共産主義国はどこの国でも同じことしかしない。なぜなら独裁するからだ。共産主義以外は排除されるからである。簡単にいえば違う意見を言えば殺されるのだ。それが一党独裁の結果だ。

ドイツのナチス党は国家社会主義だが、これも一党独裁だった。他の考えは排除された。面白いのは双子と言われる共産主義も排除したことだ。共産社会主義と国家社会主義は考え方ややり方は全く同じだが、基本となる原点ともいうべきものが民族に根ざすか党に根ざすかが違うのだ。国家社会主義は同一民族の存続と繁栄を願ってのものだが、共産主義は共産党の発展と繁栄を願ってのものだ。いずれも排他的で他の意見や考えを許さない。どちらも宗教的と言われる所以である。

吉永小百合はこの日本をどうしたいのだろうか。共産主義になっても日本の伝統は守られると思っているのだろうか。日本という国は共産主義とは最も相容れない歴史を持つ国である。天皇を廃しなければ共和制にはなれないし、廃することは革命でも起こさなければ不可能だ。つまり日本で共産革命が起きたら国内戦争になるということだ。そういうことが彼女にはわかっているのだろうか。平和を唱えて内乱を招くのが落ちなのだ。無知なのか確信なのかは分からないが、少なくとも共産主義は天皇制の下ではナンセンスなことだ。

立憲君主国の君主を廃することがどういうことか、真っ先に憲法を改正しなければできないことではないか。憲法改正に反対し、戦争に反対し、共産主義に賛成するということは矛盾だらけだということがおそらく彼女にはわかっていない。彼女を支持する烏合の衆も当然わかっていないはずだ。

しかし共産党だけはしっかりとわかっているのだ。天皇をはじめ皇族を皆殺しにしなければ共和制の国家にはなれない。自由主義者も同じに皆殺しにしなければ共産革命は成就しない。共産主義だけが正しい考えだと信じる人々しか存在意義はないのだ。そういう社会を共産主義者は願って毎日宣伝や洗脳に励んでいる。

今回の参院選挙では共産党が独自立候補者を擁立せずに民進党に協力した。そのお陰か全国で11一人区で野党が勝利している。共産党は一党では成し得ないことを協力体制で実現した。民進党は今後共産党には頭が上がらない。少なくとも岡田代表の時代では頭が上がらないと言ってよかろう。志位委員長の思惑勝ちである。これで民進党は終わったと言っても過言ではない。